DXSpiderユーザーフィルター設定方法

DXSpiderの操作方法とコマンドについて述べています。
詳細は、DXspiderのホームページ www.DXcluster.org を参照してください。

基本的には記述したコマンドをユーザー自身で試していただき、必要なもの見つけてください。


コマンド一覧

情報参照

小文字の部分は入力を省略できます。(大文字部分のみでOK eg, DBA, SH/C/A etc)

コマンド 機能
DBAvail 使用可能なDatabaseの一覧を表示します。
DBShow
SHow/Configuration [<nodecall>] Networkに接続中の局一覧(国内のみ)を表示します。
<nodecall>を指定すると特定のNodeに接続中の局一覧のみを表示できます。
SHow/Configuration/All 海外の局も含めて一覧に表示します。
SHow/Configuration/Node Networkに接続中のNode局一覧を表示します。
SHow/CONTest 2003mar SM3CER局のDatabaseを利用: 2003年3月に催されるコンテスト情報を表示。
SHow/Date [<prefix>|<callsign>] 指定したPrefix/Callsignの現地時間を表示します。
SHow/DB0SDX <callsign> DB0SDX-QSL-Databaseより検索
SHow/DX [SH/DXの使用方法]をご覧ください。
SHow/DXCC <prefix> <prefix>についてのスポットを表示します。
SHow/DXStats 過去1ヶ月間のDXスポットの統計です。
SHow/DXQSL <callsign> DXSpotから集計したDatabaseを使用: Mgr.を検索
SHow/FDX SH/DXの結果をリアルタイム・フォーマットで表示します。
SHow/FILES [<filearea>[<string>]] Filearea内のコンテンツを表示します。
SHow/FILTer 現在のフィルタの状況を表示します。
SHow/HFStats 過去一ヶ月間のHF帯DXスポットの統計です。
SHow/HFTable 国内にて過去一ヶ月間、HF帯のスポットを多くアップした方を一覧表示します。
SHow/LOG [<callsign>] 自局のログを表示します。
SHow/MOon [ndays][<prefix>|<callsign>] 月の出、月入りの情報を表示します。
SHow/MUF <prefix> [<hours>][long] <Prefix>への電波伝搬状況を表示します。
SHow/Prefix <callsign> Prefix-Databaseを検索します。
SHow/QRA <lat> <long> 緯度・経度よりGridlocatorを計算します。
SHow/QRA <locator> [<locator>] [<locator>]までの距離を表示します。
SHow/QRZ <callsign> QRZ.COMより<callsign>の情報を検索・表示します。
SHow/STation [<callsign> ..] <callsign>についての情報を表示します。
SHow/SUn [ndays] [<prefix>|<callsign>] 日出、日入の時刻を表示します。
SHow/TIme [<prefix>|<callsign>] 現地時間を表示します。
SHow/VHFSTats 過去1ヶ月間のVHF帯DXスポットの統計です。
SHow/VHFTAble 国内で過去一ヶ月間、VHFに関して多くレポートをした局順位を表示します。
SHow/WCy 過去10回のWCY情報を表示します。
Who Local-Nodeに接続中の局一覧を表示します。

機能設定

コマンド 機能
SET/ANNounce アナウンスの受信を許可します。
SET/ANNTalk Talk-messageの受信を許可します。
SET/BEep Beep音を有効にします。
SET/DX DXSpotの受信を許可します。
SET/DXGrid DXSpotにReporterのGlidlocatorを付加します。
SET/ECho Telnet接続用: ECHOをONにします。
SET/EMail <email> ... e-mailアドレスを登録します。
SET/HEre 近くにいる事を示し、不在応答を解除します。
SET/HOMENode <node> 貴局のHomenodeを指定します
SET/LAnguage <lang> 言語を指定してください。(en=Engilish,nl=Nederland,de=Deutch,it=italiano)
SET/LOcation <lat & long> 自局の緯度・経度を設定します。
SET/LOGINinfo Local-Nodeに他局が出入りした際に通知します。
SET/Name <your name> お名前を登録します。
SET/NOHEre 不在を示し、Talk-messageに対して自動的に不在応答します。
SET/Page <n> ページ制御によりn行ごとに停止します。n=0は停止しません。
SET/PASSword Telnet接続の際に使用するPasswordを設定します。
SET/Qra <locator> Glidlocatorを登録します。
SET/QTH <your qth> QTHを登録します。
SET/TALK TALK messageの受信を許可します。
SET/WCY WCY情報の受信を許可します。
SET/WWV WWV情報の受信を許可します。
SET/WX WX情報の受信を許可します。
UNSET/ANnounce アナウンスの受信を停止します。
UNSET/ANNTalk Talk-messageの受信を停止します。
UNSET/BEep Beep音を停止します。
UNSET/DX DXスポットの受信を停止します。
UNSET/DXGRID DXSpotにGridlocatorを付加しません。
UNSET/ECho Telnet接続用: ECHOをOFFにします。
UNSET/EMAIL あなたのe-mailアドレス登録を抹消します。
UNSET/HERE 不在である事を示し、Talk-messageに対して自動的に不在応答します。(=SET/NOHere)
UNSET/LOGININFO Local-Nodeに他局が出入りした時に通知しません。
UNSET/PASSWORD Passwordを消去します。
UNSET/TALK TALK messageの受信を停止します。
UNSET/WCY WCY情報の受信を停止します。
UNSET/WWV WWV情報の受信を停止します。
UNSET/WX  WX情報の受信を停止します。

フィルター設定

コマンド 機能
ACCEPT フィルタ設定編をご参照ください。
ACCEPT/ANNOUNCE [0-9] <pattern>
ACCEPT/ANNOUNCE [0-9] <pattern>
ACCEPT/SPOTS [0-9] <pattern>
ACCEPT/WCY [0-9] <pattern>
ACCEPT/WWV [0-9] <pattern>
REJECT フィルタ設定編をご参照ください。
REJECT/ANNOUNCE [0-9] <pattern>
REJECT/SPOTS [0-9] <pattern>
REJECT/WCY [0-9] <pattern>
REJECT/WWV [0-9] <pattern>
CLEAR/ANNOUNCE [1|all] フィルタ設定編をご参照ください。
CLEAR/ANNOUNCE [input] <callsign> [0-9|all]
CLEAR/ROUTE [1|all] Clear a route filter line
CLEAR/ROUTE [input] <callsign> [0-9|all]
CLEAR/SPOTS [0-9|all]
CLEAR/SPOTS [input] <callsign> [0-9|all]
CLEAR/WCY [1|all]
CLEAR/WCY [input] <callsign> [0-9|all]
CLEAR/WWV [1|all]
CLEAR/WWV [input] <callsign> [0-9|all]

SH/DXの使用方法

使用例

  1. SH/DX 20 on 6m <-6mのDXSpotを20件表示します。
  2. SH/DX 9M2 <-9M2のDXSpotを(10件)表示します。

Optionにつきましては下記のものが使用できます。
尚、by_zone,by_itu 等は使用できません。

<option> 引数の例または説明 使用例
on <band> 160m 20m 2m 23cm 6mm SH/DX on 160m <-160mのDXSpotを表示します。
on <region> HF,VHF.etc.(詳:SH/BAND) SH/DX on VHF <-VHF帯のDXSpotを表示します。
<number> 20,30,40..etc. SH/DX 50  <-DXSpotを50件表示します。
<from>-<to> <from>番から<to>番 SH/DX 50-60 <-50から60件目のDXSpotを表示します。
<prefix> W3 HC8 9M2..etc. SH/DX 9M2 <-Prefixが9M2のDXSpotを表示します。
*<suffix> *<suffix> SH/DX *RL <-JA2RL,K7RL等のDXSpotを表示します。
*<string>* <string>を含むCallsign SH/DX *AA* <-JA1AAA,8J2AAB等のDXSpotを表示します。
day <number> lt;number>日のレポートを表示 SH/DX day 2 on 6m <-2日前の6mのDXSpotを表示します。
day <from>-<to> <from>日から<to>日前を表示 SH/DX day 2-3 HC <-2から3日前のHCのDXSpotを表示します。
by <call> by JN3AOU SH/DX by JA2MNB <-JA2MNBが投稿したDXSpotを表示します。
<text> <text> SH/DX weak <-Remarksに"weak"が含まれるDXSpotを表示します。
qsl 上記の応用でしてQSL-INFOが書いてあるもののみ探し出す。
iota 同様にIOTAを探す

使用例

  1. SH/DXCC JA <-JAのスポットを表示する。(JA2YYF-9ノードでは、sh/ja で確認できるようになっている)
  2. SH/DX by JA dxcc <-JA局がアップしたレポートを表示する(JA2YYF-9では、sh/dxja でみることができる)

OptionにつきましてはSH/DXと同じものが使用できます。


フィルタの設定方法

Dxspiderは、ユーザー毎に、DXSPOT,ANN,WWV,WCYだけを表示させる為のフィルタ設定する事ができます。
勿論フィルター無しですべての情報を取得する事もできます。

DXSpotフィルタ設定方法

DXSpotのフィルタ設定方法(詳細)

指定した条件に合致した情報に対して2種類の指定をする事ができます。

  1. 条件に合致した物のみを画面へ表示する(Accept)
  2. 条件に合致した物を破棄する(Reject)

コマンドライン:

  1. Accept/Spots [1-9] <条件>
  2. Reject/Spots [1-9] <条件>

[1から9]の数字は、詳細な設定が必要な時に使用します。何も指定しなかった場合には、1となります。

使用例

  1. Accept/Spots freq 10m <-10mのSpotを表示します。
  2. Reject/Spots call_zone 1,2,3 <-CQZONE1,2,3のSpotを破棄します。

<条件>にはこちらのものが指定できます。
callはDX局,byは投稿者(Reporter)、originは書き込まれたノードを意味します。

注意: SH/FILTerコマンドにて、時々設定状況を確認してください。
消去する際にはClear/Spots 1 又は、Clear/Spots allというように入力します。

sh/filter
JA2MNB : spots
filter1 reject call_zone 1,2,3
filter1 accept freq 10m
JA2MNB de JA2YYF-9 11-Nov-2006 1100Z >

どの様な場合でも、Reject が優先の為、自動的に先に来ています
最初に、全ての情報は、Reject call_zone 1,2,3 と照合されます。
ここで設定に合致した場合、zone 1,2,3 の情報はこの時点で破棄されます。
次に合致しなかった場合、zone 1,2,3以外の情報 は次のルールaccept freq 10mと照合されます。
ここで10mのレポートが抽出されます。
ここでも合致しなかった情報は下記の下記のように破棄されます。

            v
ルール1        |
┌───────────|─┤
│reject call_zone 1,2,3| │(Zone1,2,3のSpotはここで即座に破棄(Reject)
├───────────|─┤
│accept freq 10m    | |(10mのSpotはここで抽出されて表示)
└───────────|─┘
            v(どれにもマッチせずに矢印のように素通りしてきたSpotは破棄へ)
           破棄

使用できる条件 引数 条件例 意味
freq <range>     0/30000 hf hf/cw 6m,4m,2m freq 10m,6m <-10mと6mのレポート。
on <range> freqと同様。詳しくはSH/BAND on 2m <-2mのレポート。
call <prefixes> G,W,UA call G,W,UA <-G,W,UAがプリフィックスのレポート。
info <string> iota qsl info qsl <-コメントにQSLとあるレポート
by <prefixes> G,W,UA by G,W,UA <-G,W,UAから始まるコールの局がアップしたレポート
call_dxcc <numbers> 95 (sh/pre JA)のように調べます) call_dxcc 95 <-DXCC(No.95)のレポート
call_itu <numbers> 44,45,46 call_itu 44 <-ITU-Zone 44のレポート
call_zone <numbers> 25 call_zone 2,3,4 <-Zone2,3,4のレポート
by_dxcc <numbers> 95 by_dxcc 95 <-DXCC(No.95)の局がアップしたレポート
by_itu <numbers> call_itu 44 <-ITU-Zone 44の局がアップしたレポート
by_zone <numbers>
origin <prefixes> J等 origin J <-Jから始まるコールのノード局に書き込まれたレポート

Q. アナウンスのフィルターも掛けたいのですが...

A. DXスポットのフィルタリングと同じ要領で行えます。
Accept/Announce , Accept/WWV , Accept/WCY, Clear/Announce等、Spotsの代わりに別のコマンドを使用してください。

また、下記のルールが使用可能になります。(Spotで指定できたFreq,call_xxxx等は使用できません。)

callはDX局、byはレポーター、originは情報元のNodeです。

origin <prefixes>
origin_dxcc <numbers>
origin_itu <numbers>
origin_zone <numbers>

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